根 (ね、root) は、 葉 や 茎 とともに、 維管束植物 (広義の シダ植物 と 種子植物) の体を構成する 器官 の1つである。 ふつう地中にあって植物体を基質に固定し、地上部を支えるとともに (図A)、 水 や 無機養分 を吸収する役割を担っている (→ #根の機能 )。 A. マンゴー ( ウルシ科) の木の地下部断面. 発達した根が地上部を支えている. B. 多数の 根毛 が生じている根の先端部. C. ホトケノザ ( シソ科) の根. 多数の側根が生じている. 根は 先端成長 を行い (基本的に先端部だけで 細胞分裂 を行う)、それを司る 根端分裂組織 は 根冠 とよばれる保護構造で覆われている (→ #根端 )。
五行説、五行思想とは、中国古代の学説で「万物は木・火・土・金・水の5つの元素から成り立つ」とする考え方です。 5つの元素「木・火・土・金・水」は人間の生活に不可欠なもので、その元素は一定の法則で互いに影響を与えあいながら、変化し、また循環しているという思想です。 五行説の起源 中国古代の世界観の一つ「五行」が初めて言葉として登場したのは、『書経』の"洪範(こうはん)"の章だといわれています。 万物は木、火、土、金、水の5つの働きによって変化し、それが交替循環していく、という理論がその起源と言われます。